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本成寺便り052

山主所感《信の風》

良い施設に入ってのんびり暮らしたい

毎週、孫を連れて遊びに来てほしい

最後のお別れは

ちゃんと親戚や友達に見送ってほしい

お墓を作ったらしっかり供養してほしい

 

そんな事を言う親はいませんよ

それが親の優しさです』

 

 先日、某葬祭業者の方々と研修する機会がありました。

 より良い葬儀、

 より心を込めた見送り、

 より丁寧な供養をと願い。

 さらに現代のニーズを把握する良い機会に恵まれました。

 その折、胸打たれたのが冒頭の文章でした。

 斎場に張られたポスター

 現代人の心のヒビを そっと癒す言葉です

 

 お葬式は簡単でいい、やらなくてもいい

 遺骨はどこかに撒いてくれればいい

 本心でしょうか?

 子や孫自身の葬儀もやらなくていいのでしょうか?

 一方で家族葬にしたため弔問出来なかった方の気持ちはどうなのでしょう

 じっくり考えるべきでしょう

本成寺  往来  オーライ

○毎年彼岸になると花咲く彼岸花

 

○本成寺境内には、赤だけでなく白や黄色の彼岸花も同時に開花

 

○しかし開花したのは彼岸が過ぎ、十月になってから

                        (写真は10月13日に撮影)

 

○気候の不順が、彼岸花の開花時期を狂わせているのでしょうか

 

 

○私たちは狂うことなくお題目信仰に精進したいものです

 

 

○彼岸花は実がなりません

 地下茎を伸ばして繁茂します

○花が咲き 蜜を求めて虫がやってきます

○受粉の必要がないから 蜜は寄ってくる虫

の為だけに施すのみ 見返りは求めません

○自らは地下茎を伸ばして命を繋ぐのです

○差し上げられるものは惜しみなく差し上げ

 彼岸花はしっかり根を張り生きていきます

 

○まさに布施そのもの 菩薩行です

 

 山主のつぶやき

 

先日届いた郵便物に「敬老」の文字

 当たり前のように母に渡そうとすると、

 受け取り人は なんと自分!

 敬老優待カードを受け取りました

 そうか、そうなんだ 敬老‼

 

 社会福祉制度を通じて年齢を自覚 住職G