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本成寺便り051

山主所感《信の風》

 『五七の桐の紋章』

 

 桐紋の中で最も権威が高く、天皇家の家紋であると知られるが、

天皇家自身で用いるより足利氏、豊臣氏など政権を担当する家に下賜されて用いられることが多くありました。

 

  本成寺の法縁の長として仰ぐ京都本山本法寺の寺紋も五七の桐。

 中心に七つ、左右に五つの花を立てた桐紋。

 今般、もったいなくも有難いご縁を頂き、本成寺は五七の桐の紋章の使用が許されました。

 

 だからと言い、本成寺の寺格が高くなった、等級が上がったという事ではありません。

 もっともっと弘宣流布に努めよとの啓示なのでしょう。

 

 五七の桐の紋に相応しいお寺を目指してまいります。

 本成寺檀信徒の皆様におかれましても五七の桐の紋章を寺紋とするお寺の檀信徒として喜び、誇り、自覚を胸に菩薩行を邁進してまいりましょう。

本成寺  往来  オーライ

○血のつながりから親戚がいます。

○僧侶にも師僧と弟子との関係があるように法のつながりによる「法縁」というものがあります。

○本成寺は親師(しんし)法縁。

○令和7年5月13~14日。全国の親師法縁寺院が本成寺に集結し大会を開催することが決定しました。

 

○法による良き仲間が集い、今後の布教活動の励みになれるように準備にあたってまいります。

大型連休中 住職の長い一コマ

★本年5月。世間は大型連休の真只中。

★突然喉の奥に、今まで経験したことのない違和感のある痛み。食べ物を飲み込むこともままなりません。

★翌日、耳鼻咽喉科の病院に行ってみると直ちに入院せよとの指示。

★検査してみると扁桃腺の周囲が化膿しているとのこと。

★入院の翌日には腫れがひどくなり振り向くことも困難に。さらにその翌日には声も出せない状況。

★困難な状況下、病床でひたすら声の出ないままのお題目修行。

★お題目の救いが如実に表れたのが入院三日目。手術するかの判断を前に、化膿した部分がどんどん縮小 消滅。

一週間で完治。無事退院できました。

日々の法務に追われていた自分に、救い・真剣な祈りを再確認させて頂いた入院でした。