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本成寺便り№040

山主所感《信の風》

 昨年令和二年は新型コロナ感染症拡大により、

 緊急事態・自粛・不要不急の外出・肘タッチ・三密回避・ソーシャルディスタンスと人と接しにくく、

 ウイズコロナなどと言う生活様式に変わり、寂しくなるような一年でした。

 

 思い返すと昨年の干支は庚子(かのえね)。

 庚は植物の成長が止まり新たな形へと変化する時を示します。

 子は「了」と「一」。物事が修了し、新たな一歩を踏み出す年と年頭に申し上げました。

 新たな形こそ、ウイズコロナの生活様式なのでしょうか。

 

 今年はどのような年になるのでしょうか?

 干支は辛丑(かのとうし)。辛は植物が枯れて、新たな世界が生まれようとする状態です。

 感染症により人々の心が枯れ、生活が枯れ、中には生命が枯れてしまった方も。

 

 枯れた世界から、新たな世界・生活へと変化しても、祈りの大切さ、素晴らしさは伝え残さなくてはならないのです。

 眩しいと当たり前に手で目をかざすように、当たり前に手が目を助けているのです。

 どんな世界どんな生活になっても、当たり前に手を合わす世の中であってほしいものです。

本成寺 往来 オーライ

 

★時代の流れに追随しなければと思ったわけではないが、本成寺もインスタグラムを開始。

 

★運営管理は住職・副住職、さらに一般目線からも発信しようという事で三男も加わり三人で。

 

★御会式・御礼参り・紅葉の様子等早速発信。

 

★その反響の大きさ、早さにビックリ。

 

★みなさんも是非フォロワーになって下さい。

 

 

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宗祖日蓮大聖人ご降誕八〇〇年ご正当

○宗祖は貞応元年二月十六日、安房国長狭郡(ながさのごおり)東条郷、現在の千葉県鴨川市小湊でお生まれになり、

 本年が八百年のご正当となります。

 

○宗祖は末法の衆生を法華経お題目で救済するために、此の時を選んでご降誕されたのです。

 

○宗祖の御生涯に年号が二十三回も変わりました。

 世の中が乱れるたびに年号を変更していた時代、いかに大変な時代だったのかたやすく想像できます。

 

○私たちはコロナ禍の中にあって令和三年という新たな年を迎えました。

 

○それは自分からこの時代を選んで御本仏様に名乗り出て生まれ。過ごしているのです。

 

○我々には本年を良い時代、良い社会にする役割と力があるはずです。

 

 

○本年を選んだ自覚、託された覚悟をもって幸せな日常を取り戻す年にしましょう。

昨年八月、先代が遷化し喪中として迎えた新年。新年の楽しみである年賀状が来ない。

 大きな声を張って新年の挨拶を交わせない。

 う~ん、寂しいものです。

喪に服している期間に居る事を忘れない為の先人が考えた風習なのでしょう。

 う~ん、なるほど!                                       住職 G