本成寺便り№．37

　新聞を開いても、テレビをつけてもコロナウイルス感染症ばかり。

全地球的規模で人と物の往来が止まり、世界中が鎖国状態で明るい話題にかけた世の中となっています。

　待ち望んでいたオリンピックも延期、実際に開催できるのか不確実なままです。

　しばらくは自粛、自重、自覚【三つの自】が試される時なのでしょう。

　宗祖日蓮大聖人は法華経、お題目により真の幸福な社会構築を目指されました。

真の幸福な社会とは一部の人だけが喜ぶのではなく全ての人が満足する、感動する世の中です。

　オリンピックでメダルを獲得したら喜びに溢れることでしょう。しかし真の幸福には程遠いものなのです。

何故ならメダリストの傍らには必ず敗者がいるのです。

　我慢を強いられる不自由な世の中になっています。

世界中の人々が疫病退散、感染症終息を望んでいます。

つまり全人類共通の願いを抱けている時代なのです。

　感染症が収束した時、

日蓮大聖人が望んだ皆の願いが成就した世の中、

皆が満足できる世の中、

浄仏国土顕現を実感できるチャンスなのです。

その為に今こそ各ご家庭でお題目を唱え、ご先祖様の供養とともに疫病退散、感染症終息を祈りましょう。

感染症でお亡くなりになった方には心より回向申し上げますとともに、闘病中の方々には早期回復を祈念させて頂いています。