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本成寺便り№029

山主所感《信の風》

 

 平成最後の正月を迎えました。

 

 しばらくは「平成最後の○○」という言葉が多く使われることでしょう。

 

 

 物事には必ず初めと終りがあります。

 人生も誕生から臨終まで。

 

 良い人生とはどのような人生でしょうか。

 

 

 誕生の時、産声をあげて泣く周りを笑顔が包む。「可愛いね」「会えたね」

 

 一生を過ごし臨終を迎えようとした時、

 満足できる人生だったと目元口元に微笑みを浮かべ、周りには涙して別れを惜しむ人が取り囲む。「ありがとう」「お疲れ様」

 

 

 笑顔の囲まれた中で泣いて生まれ、涙に囲まれて微笑んで一生を終える。

 

 まさに良い人生の有り様であります。

 

 

 満足できる人生の為に、終末を笑顔で迎えられるように、涙する人に取り囲んでもらえるように日々過ごしてまいりましょう。

 

 

 さらに素晴らしい平成の幕引きになるよう、素晴らしい歩みをしてまいりましょう。

 

 

二〇二一年は宗祖日蓮大聖人

ご降誕八〇〇年のご正当

 

本成寺 往来 オーライ

 

本成寺では、来る二月三日(日)午後一時からの盛運祈願会に引き続き、午後二時より開運節分会を執り行います。

 

★副住職行佑の水行に続き、開運祈祷、豆まき、個別祈祷を行います。

 

★物事の節目。人生の節目は大切です。

 

★良い節目となりますよう、開運祈祷を受けられることをお勧めいたします。

 

★どうぞ、所定の申込用紙に必要事項を記入しご予約の上、お参り下さい。

 

★節分会はどなたでもご参詣できます。

 

お友達をお誘い下さっても結構です。

 

平成三〇年本成寺三大ニュース

 

●十月二十・二十一日 日蓮宗全国霊断師会連合会主催第五十三回聖徒団結集身延大会において、

 身延山久遠寺三門にて、皆さまから奉納頂いた千燈供養を背景に高座説教を務めました。

 緊張と感激の高座でした。

 

 

●四月より、行佑が修行を終え副住職として本成寺山務に本格的にあたり始めました。

 

 デッカイ声で一生懸命お経を読んでいます。

 

●平成三十年中に四十回の出張。前年を下回ったものの、全国に出向き会議・講義・講演にあたらせて頂きました。

 

 凍てつく旭川の路上で滑って転び頭を打ったことも。冬靴の存在を知った北海道路でした。

 

昨 年 の 門 松

 

年末に届いた竹材屋さんからの手紙。門松を作れなくなったとの事。時代なのでしょうか寂しいかぎりです。    住職 G