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本成寺便りNo.003

山主所感《信の風》

五月十二日(日)、幸せ発信イベント『お寺deフェスタ』を開催しました。歌、飲食物、ゲーム、ネイル、マッサージそして祈り。『幸せ』をテーマに掲げる一日でした。

 

『幸せ』への「思い」は様々かもしれませんが、良い「思い」を共有し、夢を抱き、目標とし、歩調を合わせていく。すると皆に役割が生じ、価値が高まる。「思い」を形にして『幸せ』が、築かれるのです。

 

今回、多くの人の「思い」がテーマソング“ありがとう”という形になりました。

その歌詞の一節です。

 

♪あなたが居るから(あなたの)

私が居る(おかげさま)

みんながみんな(あなたもわたしも)

誰かの お か げ!

みんなの笑顔に(あなたに)

出会えて感謝(心から)

幸せになるこの気持ちありがとう!

 

本成寺 往来 オーライ

●明石家の地鎮祭

 

先日檀家である明石家自宅新築の地鎮祭を執り行いました。

 

晴天、いや暑いくらいの好天に恵まれた中、工事作業の無事、明石家家運隆昌をお祈りしました。

 

えっ! 本成寺でも地鎮祭をするのって?

 

もちろんです。日蓮宗の秘法により、諸天善神に祈りを捧げて行います。地鎮祭は、神主さんの専売特許なんて、勘違いしている方も多いようですね。本成寺って、色々な事を依頼出来るのですよ。安産腹帯、車祈祷、七五三、受験合格祈祷 等等等いつでもお問い合わせ下さい。

 

心のコンビニっていう所でしょうか。

★「先祖代々の霊」って誰?

もうすぐお盆の季節がやってきます。

家では精霊棚を設け、本成寺では施餓鬼法要を行い、お迎えにあたります。

 

さて、当たり前のように「先祖様」と申しますが、誰の事を指すのでしょう?

自身の両親、祖父母に対し「ご先祖様」と声掛けはしません。すると両親や祖父母は「ご先祖様」ではないのでしょうか?

 

亡くなられると葬送の儀を行い、四十九日法要で霊鷲山への旅立ちを見送り、年回忌法要を続け、五十回忌まで勤め上げます。

五十回忌法要を「弔い上げ」と言い、供養の一つの区切りとします。

 

そこで、弔い上げ後の霊位を「先祖代々の霊位」と言います。ですから五十回忌に至らない霊位は「先祖代々」に属しません。

お盆やお彼岸法要で塔婆供養する際、「先祖代々の霊」だけの塔婆で済ましていませんか?

 

御両親やおじいさん、おばあさん等、弔い上げに至らない、身近な方のご供養がされてないことになるのです。

 

「先祖様」とは五十回忌を過ぎた仏様の事なのです。


寒い大型連休、暑い五月でした

猛暑に向け、体調崩されませんように

 

住職 G