山主所感《信の嵐》
我々は、“苦”に満ちた娑婆世界に生きる“凡夫”です。
されど、御本仏様から仏種を授かった仏子であります。仏子の使命は、御本仏様に成り代わり、この世を仏様の国『浄仏国土』にするという、尊い物であります。
ところが、凡夫であるが故に、日頃怠けてしまったり、イライラしたり、仏子にあるまじき言動を発してしまうことがあります。
時には自らの罪に気が付かないことも有るでしょう。
御本仏様は未熟な我々に、懺悔・滅罪・反省の時『お彼岸』を年に二回与えて下さいました。
懺悔し、気が付かない罪を償うための水子供養を行い、清浄なる仏子として、御先祖様に御報告しましょう。
本成寺 往来 オーライ
●昨年十一月、日蓮大聖人第七百三十一遠忌報恩御会式を営みました。その際、受け取られた綿帽子は、彼岸法要の折にお返し下さい。
●お彼岸は懺悔の一週間!お彼岸期間中に行う小善は大善になると言われます。お彼岸こそ反省・懺悔のチャンス。懺悔を供養の形で表すには、水子供養が大切です。
●彼岸法要では、水子供養のための塔婆供養を致しましょう。
●一方、お彼岸期間中に小さな過ち(小悪)を犯すと、大悪に転じてしまいます。
正しい行動、正しい祈り、正しい懺悔、正しい供養を特に心がけましょう
★弟子 天野行佑
合掌。檀信徒の皆様には、日頃から御世話になっております。私、天野行佑は先日の二月八日を持ち、日蓮宗の谷中・堀之内宗立学寮(日蓮宗の宗門が行っている学寮)を無事、卒寮する事が出来ました。又、同時に立正大学の卒業の見込みも立っております。
時が経つのは早いもので、宗立学寮に入寮させて頂いてから、これまでの四年間で、様々な出会いや経験をさせて頂きました。一昨年の夏には、日蓮宗の信行道場(日蓮宗の僧侶となる為の道場)にも入場し、資格の上では、日蓮宗の僧侶として認められました。
しかし、私はまだまだ未熟であり、今後はこれまで以上に、精進を積み重ねていかなくてはならないと強く感じております。その為、私事ですが、来月の四月から東京の日暮里善性寺様で、二年間の随身修行をさせて頂きます。そして、少しでも多くの人々に法華経・御題目の素晴らしさを伝えて参ります。
今後も檀信徒の皆様には、多大な御迷惑を御掛けすると思いますが、御指導・御鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い致します。
再拝
弟子が、新たな修行に臨みます。学寮で、磨かれた点を錆びつかせること無く、精進を重ねよと、訓育指導してまいります。
住職 G