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本成寺便り№.027

山主所感《信の風》

 

 ある方から『水からの伝説』という写真集を頂きました。

世界で初めて、水を氷結させ結晶を取り出し撮影した写真集です。

 

 雪の結晶の形が様々なのは有名な話ですが、この写真集によれば、

水も各地の水道、川、湧水等それぞれ違う形状をしています。

 

 

 水には尊い功徳が秘められています。

 

 冷やせば氷、熱せば空気になるが、常温では元の水。本来の自分を見失わない功徳。

 色々な形の容器に収まる、柔軟で平等な功徳。

 纏まれば岩も動かす、他を動かす功徳。

 無色透明ですから、嘘をつかない。他を清浄にする功徳。

 常に高いところから低いところへ流れる、精進を怠らない功徳。

 

 

 これらの功徳は全て、仏様の功徳です。

 

 振り返れば私たちの体の七割が水分。

 

 功徳がいっぱいです。

 功徳を積み重ねることも大切ですが、たっぷり抱いている功徳を発揮することも大切。

 

 皆さんが抱いている仏様の功徳、どんどん発揮して下さい。

 必ず大きな満足が得られますから。

 

本成寺 往来 オーライ

 

平成四年、本成寺は東区より移転してきて、法地移転本堂落慶法要を営みなした。

 

★以来、新たに設置した物や補修した設備など様々あります。

 

★主な点としては、お手洗いの様式化、駐車場の拡張、境内庭園の改良等。

 

★今般、以前のものよりコンパクトなお焚き上げ用の焼却炉に買い替えました。

★お札、お守り等、今までのご守護に感謝し、心を込めてお経を読み浄火供養を営んできました。

 

★移転当初は、年一回の浄火供養が、ここ数年は二回、三回と増えてきました。

 

★さらに多く浄火供養を営めるようにしてきたいものです。

 

★新浄火供養用焼却炉には「浄火」の札。

 

焼却炉業者さんが、取り付けて頂けました。

 

 業者さんの信心です!

 

震災犠牲者慰霊と復興を願う旅路

 

●宮城県、岩手県へ震災犠牲者の慰霊と復興を祈ってまいりました。

 

●町には至る所で工事が進められ、「復興」「頑張れ」「立ち上がろう」等の看板。

 

●慰霊碑が建立された久円寺様で慰霊法要を執り行い、被災時や今の状況をお話し頂きました。

 

●あるお寺に出向いた時、檀信徒の方々が団扇太鼓を手にお題目で迎えてくれました。

 

●聞けば、名古屋からの訪問に、皆で参道を掃除し出迎え準備。お参り後、お茶を頂いてる際にも、お題目。

 

●もちろん、お見送りもお題目でした。

 

●お題目にすがり、生けておられる姿に心打たれた東北路でした。

 

 

一つのことに取り組むことは素晴らしい。

集中して取り組ませて頂けるということは有難い事と思う今日この頃。                    住職 G