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本成寺便り№.020

山主所感《信の風》

 世の中には、寺院を離れても大切な役割を担っている僧侶が大きいます。

 総理大臣、知事のような立場の僧侶。

 国会議員、県会議員のような立場の僧侶。

 先生として他の僧侶を指導する僧侶。

 大法要などのイベントを企画する僧侶。

 教誨師等、主に社会の中で活躍する僧侶。

 司法的な立場の役を担う僧侶。

 私は日蓮宗霊断師会本部で本部長を拝命しています。

 本部の四つの部署、全国十の教区があり、それらを統括しています。

 よって、それらを巡回することも職務です。

 名古屋が最高気温24度という陽気に包まれていた10月のある日、北海道旭川へ向かいました。

 到着してみると雪が降り積もる猛吹雪、最高気温はたった4度。日本の広さを思い知りました。

 この広大な日本を仏様の世界、浄仏国土にしようとされた宗祖日蓮大聖人。

 それこそ広大な夢であり、尊い思いの顕現した姿でありました。

 我々は宗祖の思い描かれた尊い夢を現実のものにする為に平成の世の中に使わされた聖なる如来の使徒であります。

 大いなる自覚を持って宗祖の夢を実現していきましょう。

 そこには必ず真のい幸せがあるのです。

本成寺 往来 オーライ

◎皆さんの誕生日はいつですか?誕生日と言えば、誕生会をしてお祝いをしたり、プレゼントを贈ったり…

◎私も毎年11月には妻の母の誕生会を妻の姉家族と開催しています。

◎お釈迦様の誕生日は4月8日、花まつりとして有名ですね。

◎では、お釈迦様ご入滅2月15日の翌日(もちろん年は違いますが)16日にお生まれになられた大切な方、分かりますか?

◎実は、日蓮大聖人がご降誕された日なのです。さらに2021年2月16日は御降誕八〇〇年の慶讃の時となるのです。

◎そこで本成寺と致しましても、祝福の意味を込めた事業として庭園改造に着手する事と致しました。

◎工期は平成29年春彼岸会終了後約3か月の予定です。お楽しみにして下さい。

御降誕800年に向けて

●貞応(じょうおう)元年(1222)2月16日、宗祖日蓮大聖人は安房の国長狭郡(ながさのごおり)東条郷(とうじょうのごう)、現在の千葉県鴨川市小湊でお生まれになりました。

自らを「片海の海人(あま)が子なり」と言われるように漁夫の子として生まれました。

さらに自身の出身を「民の子」と語られました。ここに民衆と共に、民衆の救いを願うお心持が現れているのです。

●『幸せ』は一人で勝ち取り優越感に浸るものでなく、皆で築き上げ皆が満足するものと、前号の「本成寺便り」に記載致しました

●法華経、お題目にて、身分地位での差別なくすべてを救おうとした生涯の始まりです。

●法華経の教えのままに生涯を過ごされた宗祖の第一歩をしるされたご降誕を慶讃して、信仰を深めた参りましょう。


突然、パソコンが故障。

慌てて作った「本成寺便り」

おかげで、写真やイラストなしの殺風景なものに。

メンテナンスの必要性と機械に頼った日常に反省しきりです。

住職 G