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本成寺便り№.013

山主所感《信の風》

世の中に多くの宗教が存在しています。 人にとって宗教が必要な証と言えましょう。

 

 しかしながら宗教によって紛争が起きているのも事実です。本来宗教によって人は幸せにならなくてはいけません。

正しい宗教とは、ともに喜びあい、人の為に願い、時には人に代わって反省懺悔し、真の幸せを得られなくてはいけません。

考えてみますと紛争の要因になっている宗教には「創造する側」と「創造される側」の関係構造が特徴としてあります。

 

 法華経では、仏と人は同体とされています。つまり人の本質は仏であります。我々は仏の生命を受け継ぎ、表現する分身佛なのです。

 

 私は仏と自覚すれば、慈愛に満ちた言動となり、周りの人も仏ですから、敬愛の念をもって接することになりましょう。

 

 すると紛争など起こるはずが有りません。

法華経、お題目信仰こそ、唯一の正しい宗教、幸せになれる宗教なのです。

 

 さあ、胸を張って、仏としての自覚を持って法華経、お題目信仰に邁進して、真の幸せを築いていきましょう。

本成寺 往来 オーライ

●三月二五日、本成寺で九識霊断法創祖行道院日煌上人五〇遠忌が、全国から僧侶七〇名が参集し執り行いました。

 

●四月十九日『第九回お寺deフェスタ』が盛大に開催され、三五〇名も来場いただきました。

 

●先般、春の叙勲が発表され本成寺檀家の立花貞司さんが藍綬褒章を受章されました。此処にご披露の上、心よりお祝い申し上げます。誠におめでとうございました。

★弟子行佑 帰山

 本成寺修徒である行佑が四年間の学寮修行に続いて、東京善性寺における随身修行を終え、五月二日に帰山しました。

 修行中、皆様からの応援ご供養のお陰で無事『僧侶になる為の修行』は修了致しました。

 しかしながら『僧侶としての修行』は、これからが始まりです。

 今冬には日蓮宗大荒行加行所での命懸けの修行に臨む決心を致しました。

 十一月一日より二月十日までの百日間、一日七回水行、食事は朝夕の重湯のみ、睡眠は二時間足らず、後はひたすら読経、書写行。

 まさに苦修錬行であります。

 檀信徒の皆様には無事成満出来ます事を共に祈って頂き、さらに修行場である千葉県中山法華経寺へ激励の参拝を企画致します。


四月二六日、大分県蓮正寺檀信徒研修会で講義をしてきました。その内容は特に二点。

*正しい宗教は幸せをもたらす宗教。まさに法華経、お題目信仰。なぜなら・・・

*私達は本質として仏である。仏として、法華経の教えのままに生きれば、必ず満足できる人生となります。と言いますのは・・・

住職 G