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本成寺便り№.007

山主所感《信の風》

 万物は常に変化をしています。仏教では「諸行無常」と表現されます。

我々の身体も例外ではありません。体を構成する約六十兆もの細胞は、生まれ変わり死に変わりを繰り返しています。

 身体(細胞)のみならず、人の心も移ろいやすいものです。

腹が立てば鬼の形相になり、嬉しい事があれば仏心に満ち溢れます。

 子供の頃、「勉強しなさい!」という親の顔が鬼に見えていたが、後になってみれば仏と思えることも

 鬼と見るか仏と見るかは、実は自身の心持ち次第。

 信仰・御題目修行により、仏様として生活をし、仏様に囲まれて暮らしていきたいものです。

 「諸行無常」だからこそ、たゆまない信仰が大切なのです。

 

枝垂れ桜と本堂

本成寺 往来 オーライ

 ●昨年十一月、日蓮大聖人第七百三十二遠忌

 報恩御会式を営みました。その際、受け取られた綿帽子は、彼岸法要の折にお返し下さい。

●お彼岸は懺悔の一週間!

 お彼岸期間中に小さな過ち(小悪)を犯すと、大悪に転じてしまいます。

 一方、小善は大善になると言われます。お彼岸こそ反省・懺悔のチャンス。

 懺悔を供養の形で表すには、水子供養が大切です。

●彼岸法要では、水子供養のための塔婆供養を致しましょう。

★菩薩度チェック

 

( )皆が楽しくなければ、自分も楽しくない

( )人の手伝いをすると、清々しい気分になる

( )多くの人と一緒に働くことが好き

( )プレゼントすることが好き

( )良いと思うことは、積極的に人に勧める

( )鍋パーティが好き

( )人の苦労話で、涙した事がある

( )元気な挨拶を心掛けている

( )お寺・お墓参りは家族全員ですべきである

( )日頃から自分以外の人の幸せを祈っている

 

救われて 泣いて喜ぶ 喜びよりも

 

ひとしお勝る  救う喜び

 

さあ、いくつチェックできましたか? お題目を一心に唱え、 菩薩道に精進していきましょう。

 


皆様のご意見、ご感想をお待ちしております
信仰体験等、お寄せ下さい。
当方で原稿を作成し、掲載させて頂きます。


住職 G